腹式呼吸の体感

1、浅く、椅子に座ります。
2、自分の身体を抱きかかえるように、両手を交差させ、両肩を抱きます。
3、脚を開いて、股関節を開きます。
4、脚と脚の間に、下腹を入れるつもりで、上体を倒します(傾斜角45度)
5、Sの音を出しながら、口から息を吐き、背骨を曲げていきます。
6、吐き切ったら、ゆっくりと鼻から息を吸います。
7、口から息を吐き、身体がリラックスしていくのを感じながら、腹筋を使って、吐き切ります。
8、腹筋を緩め、息が、背中を通って、腰の下の方に入って行くイメージを持ちながら、鼻から、ゆっくりと吸います。
9、7~8を繰り返す。

如何でしょうか?
お腹に、風船を感じましたか?

今、あなたは、横隔膜をコントロールして、【腹式呼吸】をしているはずです!

この姿勢は、あくまで【体感】です。
この姿勢のままで、良い声が出るわけではありませんよ(笑)
この、【体感覚】を、しっかりと身体に、【横隔膜】に、覚えこませて下さい!

それでは、上体を起こし、背骨を真っ直ぐにして、座ったまま、同じ呼吸をしてみましょう。先程より、お腹の風船が膨らんでいく【体感覚】が、薄れるのが分かりますか?

【体感】の姿勢の時に感じた、お腹の風船の【体感覚】を、しっかりと感じるまで、腹式呼吸を繰り返しましょう。

この時、お腹の前を膨らますイメージよりも、【自分の身体の真下に向かって息を落とす】イメージを持つと、【横隔膜】のコントロールが、やり易くなります。

さぁ、それでは、立ってみましょう!

【姿勢】は、【楽器の形】です。大事な事は、【真っ直ぐ地球から引っ張られる】事。
それは、【重心を下げる】事です。
身体を、下から整えていきましょう!

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